ここでお話しさせて頂くことは、あくまで、現時点での、私、青森裕個人の考えです。
今後、多くの皆様からの助言を賜り、また、参加するメンバーで話し合い、
最も良い形を作って行きたいと思っています。

 (声優としてではなく、スタッフとしての参加を希望される方は、
スタッフとしての参加に興味のある方へ
も併せてご覧ください)

('15.9.25.改稿)

はじめに
 拙頁にアクセスしていただきまして、誠にありがとうございます。声優・ナレーターとして活動をしています、青森裕と申します。
 また、結城偈斗の名前でシナリオライター等もしております。
 2011年の秋口、私は、声優プロダクションを新たに設立しよう考え、行動してきました。そして、その考えに賛同していただいた数名が仲間として集りました。
 当初の予定では2012年12月末日を以ってその賛同者を募集を終了する予定で、実際にそうしたのですが――甚だ個人的な事情ですが――言いだしっぺの私、青森があるトラブルに巻き込まれた(被害に遭った、という意味です。念のため) ことで残念ながらプロジェクトの中断を余儀なくされ、2013年の春を以って、無期延期という形を採らざるを得ない状況になってしまいました。
 ちなみに、その時点で残っていたのは青森を含めた2名でした(ある日突然音信普通になった方もいたり、他の道に進むことにしたときちんとお断りくださった方もいたり)。
 しかし、私に降りかかったトラブルも既に過去のものとなりつつあり、活動することに支障をきたすことはなくなりました。好転を始めたのです。
 そういう状況下、今こそ再始動するその時だと考え、新メンバーを迎えたく、2期募集を開始する決心をしました。
 しかし、プロダクションを作ると一言で言っても、具体的な内容は? となりますよね。ですが、それはもう少しあとで話させて頂くとします。まずは、プロダクション設立を思い立った経緯をお話しします……。

 これまで、私は、声優として表現するという仕事を幾つか頂いてきました。また、各現場でも、ある程度の評価を頂いてきました。
 しかし、これまで私が頂いてきた仕事は、自分でネット上で探して頂いたもの、もしくは、その現場での繋がりで頂いたものが大半です。
 これまで、いくつかのプロダクションにお世話になって来ましたが、それらのプロダクションを介して頂いた仕事は片手で充分数えられる程度です。
 ですが、だからと言って、それぞれの営業担当やマネージャーにすべての責任を負わせるのは、ある意味間違っているとも思うのです(声優事務所は大手がいくつかありますから、そこに入っていくのはやはり少し難しいのでしょう)。
 「営業の苦労も知らないでこっちのせいにばかりするな。そこまで言うなら、全部自分で仕事を取ってこい」
 と言う声が聞こえてきそうです。
 「ならば!」と。「自分で仕事を取りに行こう」と思ったのです。そうです、私、青森裕は、声優プロダクション起ち上げ(設立)を決意したのです。
 今までと同じように、自分自身で個人としてお仕事を頂きに行く(営業する)よりも、プロダクションとして動いた方が、話を聞いていただけることが多くなるとも聞きます。つまり、プロダクションの体裁が、少なくとも個人営業よりは、 有利だということです。

 しかし、です。
 第一線で活動、ないし、活躍している声優の方々に比べると、私の実績は遥かに乏しいのが事実ですし、営業力も特に秀でているわけではありません。と言うよりも寧ろ、営業の能力は低い方です。
 そこで、個人プロダクションではなく、団体としてのプロダクションを作ろう、そう考えを改めたのです。
 三人寄れば文殊の智恵、という言葉もあります。一人では難しいことでも、三人だけと言わず、一人でも多くの人間が力を合わせれば、出来るようになる事もあると思うのです (昨今のアニメーションの制作が委員会方式を採っているのを見ても、そう思います)。
 と言っても、単に所属メンバーや社員を募集する、と言った、シンプルな話ではありません。参加する全員の自覚や責任感の為、共同経営者(下世話な話で恐縮ですが、つまりは、共に出資していただきたいのです。 「自覚」や「責任感」というものは、金銭が絡むほど強くなるのが、人間のある意味悲しい部分ですが、その話は割愛します)としての、声優やスタッフを募集します。会社形態としては『合資会社』に近いものだと言っていいと思います。
 そして、それに平行して出資してくださる方や、スポンサーなどの経済的支援(協力)をしていただける方を募集させていただきたいのです。今回の2期募集にあたり、もっとも大きなポイントは、ここです。
 なお募集期間を2016年12月31日までとし、設立と稼動開始は、2017年中にしたいと思っています。ただし、状況によって、早まる場合、逆に遅くなる場合がありますことをご了承ください。 無論、変更や動きがあったときには、都度、当ページでお知らせします。

具体的には 〜声優として〜
 まだ本格的に動き出していないということがありまして、どうしてもただの「希望」になってしまうのですが……。
 出演の依頼を頂き、それに対応する。というのは、最低限というか、基本的な業務になります。
 その為には、その依頼に対応できる人材が必要である……。つまり、その能力、表現力がある。これこそ、参加の最低限の条件です。
 そして、声優として参加していただく場合、実力はもちろん必要ですが、ある程度の実績も必要だと考えます。
 詳しくは後述しますが、現在の各プロダクションが養成所を併設していることは珍しくありませんし、ある意味当然であるとも言えます。
 ですが、現時点では、今回起ち上げるプロダクションに養成所を併設する考えはありません。なぜなら、養成所を作ったとして、その養成所を卒業した人間を、所属オーディションのようなものを催し、所属として採用しても、受け皿としてそのプロダクションが機能できるようには思えないからです。ヘタに「所属」としてしまっても、その声優に仕事をお願いすることが出来るかは分かりませんから。
 で、あれば、所属している声優に仕事を回すことが出来る可能性は、当然ながら、実績がある声優の方が新人よりも高くなる=新人に仕事が回らない、という事態になります。新人に仕事を回せないのであれば、 新人が所属する意味が全くないですから、参加の条件として「実績」を挙げたいのです。



具体的には 〜受けるだけでなく〜
 前述のように、受けたオファーに対応することは当然ですが、受けるだけではなく、発信することも考えています。
 やりたいことで出来そうなことを挙げますと、『ドラマCD』の製作、『インターネットラジオ』の配信の2つです。
 本音を言えば、アニメーションの製作などもしていきたいところですが、いくらなんでもそれは無理だし行き過ぎだとも思います。
 語弊があるかと思いますが、この『ドラマCD』と、『インターネットラジオ』は、ある意味、素人でも出来ることです (実際、私も仲間と共にインターネットラジオを配信していましたし、ドラマではありませんが、 自主制作でCDも作りました)。
 そういった意味で、新規プロダクションには、声優部門だけでなく、『ドラマCD』や『インターネットラジオ』を制作する部門を作りたいと思っています。



具体的には 〜その他に〜
 養成所を併設する考えがないことは前述しました。
 ですが、養成所などの運営は、各プロダクションの利益・収入として無視出来ないものがあります。
 「声優になりたい」と言う人は多いです。中学生くらいから(ともすれば小学生でさえ)養成所に入っている若者もいるくらいで、その需要は少なくありません。
 ですが、養成所を作る事に関しては、前述したとおりの問題があります。
 そんなジレンマを解消するのが『ワークショップ』だと考えます。「ワークショップは言ってみれば『塾』のようなものである」、そう考えるならば、養成所のような大きな利益を生むようなことにならないまでも、充分意味のある業務になるのではないかと思います。
 講師は、各コマを所属声優・タレントら、全員で振り分けるのがいいでしょう。例えば、大きく分けて、発声や滑舌などの最低限の基本となる内容の『基礎クラス』と、実際に演じる事を身に付ける『実践クラス』、実践クラスでも、ドラマCDのように声だけでの演技と、アニメのアテレコのクラスに分けて、それぞれ分担する、という形。
 これらはあくまでアイデアの範疇です。検討していく余地は多分にあります。

 声優(タレント)だけがいればいい、というわけでもありません。
 営業やマネージャーはもちろん、上記のような制作をするなら、エンジニア、ディレクターなど様々なスタッフが必要となります。

 (声優としてではなく、スタッフとしての参加を希望される方は、スタッフとしての参加に興味のある方へもご覧ください)


求める人材
 ここまで、私の考え方や、将来のビジョンを書いてきました。
 では実際に、今の時点でどういう人材を求めているのか、という事を列記します。
 ●声優・ナレーター(歌えるとなお良し)
 声優プロダクションですから、まずはこれがなければ話になりませんね。
 声優としての実務経験があること
 (同人作品のような趣味の延長線上のものではなく、仕事を受けた経験があるか、ということ。スタジオ経験者ならなお良し)が絶対的な条件。
 ●営業・マネージャー
 こういったスタッフがいれば、声優も楽、と言えば語弊アリですが、声優業に専念できますよね。ただし、声優自身が営業すればいい、という考えもありますから、いなくても何とかなる、と言うか、いなければ何とかしなくちゃいけない、 ですね。

 重ねて書きますが、これらはあくまで、青森裕個人の考えですから、今後、多くの皆様からの助言を賜り、また、参加するメンバーで話し合い、最も良い形を、柔軟に考えていこうと思っています。



設立するセクション
 求める人材について、上記のように説明させていただきましたが、続いては逆引き的に、人を集めて、どういう部署を作るのか、ということを列記してみましょう。
 ●声優タレント部
 声優としてはいますが、ただ単に声優としてだけではなく、ナレーター、DJ、司会、歌など、声を使った仕事をメインとした部署となります。細かい事を言うと色々あるかとは思いますが、概ねこういった考えで良いかと思います。
 また、ワークショップの講師も担当します。
 ●営業事務部
 この部署は、更に制作団体に対する営業、タレントのマネージメントを担当する「営業課」と、経理や発注、ユーザーからの電話・メールの対応などを担当する「事務課」などに分けることもあろうかと思います。
 ●制作部
 ドラマCDやインターネットラジオ、イベントなどの企画立案、制作スケジュール管理、キャスティング、脚本作成などの前段階業務、演出、演技指導、録音エンジニアなどの現場業務。もちろん、 外部からの企画・制作の依頼に対する実制作も含みます。
 なお、仮にワークショップを開催することになった場合、この制作部と声優タレント部から、講師担当を選出することになります。

 くどいかもしれませんが、これらはあくまで、青森裕個人の考えです。さらに良い形があれば、柔軟に考えていこうと思っています。



終わりに
 取り留めのない文章になってしまった感も否めませんが、ここまで私の考えをつらつらと書き綴ってきました。このような拙文を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
 なお、このページは、状況が変わるに連れて、修正していきます。その都度、ページ上部にてお知らせはしますので、よろしくお願いします。お気に入りに入れていただけると、とてもありがたいです。

 プロダクションに所属するなり登録するなりして、仕事を頂くのは、楽でいいなと思います。
 ですが、そのような形で声優として生きていくことが出来る人間は僅か、というのが現実です。
 それならば、自分の力で道を切り開こうとする行為も、考え方としてアリだと思います。
 もし仮に失敗してしまっても、自分が決めて始めたことなら、それでも納得が出来ると思います。もちろん、全力を尽くすのは当たり前ですが。
 逆に、「やめておけばよかった」と後悔するようなことはしたくないですよね?
 いずれ、経営が軌道に乗れば、門外からの所属者や登録者のお世話をすることも出来るでしょうが、それはかなり先の話。それまではあまり大きな事でなくてもいいから、一つ一つこなしていく。そんな、地道な活動になるでしょうが、 そこから道は開かれると思います。


 いかがでしたしょうか? 何か感じ取っていただけたでしょうか?
 私は、「言葉にするのは簡単でも、実際に行動するのはとても難しい」と思います。でも、準備が出来るなら……、やる価値もあるかと思います。

 これを読んでいただいて、「いっしょにやりたい!」もしくは「お金出してやってもいいよ。」など、何かしら賛同していただける部分がございましたら、遠慮なくご連絡下さい。 こちらへお願いします。

 なお、青森裕がどういう声優なのかは、青森裕の個人サイト『BLUE FOREST』をご覧下さい。

 それでは、お待ちしています。